Sharpless asymmetric dihydroxylation

それは教授の突然の一言から始まった。


「今日の君の目標は、帰るまでにSharplessをかけることだから」


はぁ……
今日はホントはヘキサン蒸留をする予定だったのだが……
まぁ、ボスが言う事には従いざるを得ないわけですよ。


と、言う事で、再結晶をやりつつ、Sharplessの準備を少しづつやる。
まずは必要な等量関係の確認。
で、必要な試薬がどこにおいてあるかチェック。


さらに、反応容器の確保をして、スターラーバーの確保、低温恒温槽の設置などをした。


で、実際に反応をかける。
10gスケール。


今回の問題は毒物を使うこと。
オスミン酸カリウム・2水和物(K2OsO4・2H2O)が揮発性の毒物。
まぁ、ドラフト内で、外に出すときはちゃんと密閉すれば平気だけどさ><


とりあえず、ごさごさ試薬を反応容器に入れて、さらに溶媒を注ぐ。
かくはんして懸濁させているところに、オスミン酸カリウムを放り込み、しばらくかくはん。
そこに基質を入れる。
もふもふな綿状の基質なので入れるのが結構大変だったww


まぁ、無事反応がかかって、一回だけTLCを見てみた。
無事に行ってそうでした。


ちなみに、オスミウム触媒と、リガンド触媒だけで5000円くらいかかってるww