大学関連

早速だけど、まずは多いであろうデメリットから


1:時間がない
研究室の拘束時間が長過ぎる。
現状14時間ぐらい拘束されてて、とてもじゃないけど自分の時間が持てない。
やりたい事が研究だけな人間だったらいいけど、他にいろいろやりたいなー、と考える無理。何も出来ないのでどうしようもない。
まぁ、今やってるもの以外にもそれなりに勉強したいものがあるわけで、それをやってる時間がない。


2:人間関係
これに関しては
かなり研究室依存なわけですが。
もう少し言っておくと、研究室に関してもあるし、アカデミックな世界に関してもある。


3:学位
ドクターの学位って高い専門性を示す。逆に言うと、人によってはそれしか出来ないという評価をされてしまう。
それは非常に残念だし、まぁ正しい評価をしてもらえれば問題ないんだけど、単純にそういう見方をされる恐れがあるっていうのはマイナスだと思う。
別に学位目的でドクターに行く訳じゃないから、そういう所は逆に私の中ではマイナス評価。


4:金銭面
学振DC1だったり、G-COEだったりまぁ、お金に関していえばいろいろサポートがあるのはありがたいんだけど、お金が貰えるのは同時にマイナス。
ちゃんとした額(それこそリーマンの初任給並)が貰えればいいんだけど、授業料を払う事を考えると額が中途半端すぎてどうしようもない。
扶養を外れてしまって税金だったり保険だったりでそれなりに持っていかれる。
学振DC1取れればお金的にはそれなりにあるんだけど、それでも授業料くらいは親の援助が必要になってくるのはほぼ確実で、まぁもうずいぶん迷惑をかけている事を考えているとそこまで親に甘えてもいられない。
あと、G-COEは政権が変わったのがあって、いろいろ不安要素が多い。
自民党政権でドクター学位取得者を増やす政策をやったわけだけど、民主党政権でどうなるか不安。
特に高等教育に関する政策が見えてこないので、そんな状況で今と同じ支援が得られると期待するのは危険。
そこら辺絡みだと、国策に乗るのもイマイチ気に入らないっていう個人的事情もある。


こんなもんか。


逆にメリット。
これはひとつしかない。


学問的興味


ただそれだけ。で、これについては理由を書くまでもないでしょう。
今しか学位は取れないっていう人が私の周りには割といるんだけど、確かに今の分野では体力的にしんどい気はするんだけど、別に今の分野を将来的に続けていく保障は皆無な訳で、社会に出て別の分野を勉強して、そっちで学位を取る可能性もある。
それは理由にならないと思う訳です。
化学に関しても、化学以外に関しても、興味のある分野はある訳で、そこはまだ本当に専門的な所までに触れてない。
そこに関しては、自分の可能性を信じたい。