2008-09-27から1日間の記事一覧

Wacker酸化

Wacker酸化 9つまではあっさり決まったんだけど10こめは空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にWacker酸化を選んだ。 Suzuki-Miyauraカップリングから始まってWacker酸化で終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、合成化学以降のパラジウム触媒反応…

Grignard反応

Grignard反応 これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。 こういう有機金属試薬を禁水条件で使って、それが非オタに受け入れられるか気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。

Meerwein-ponndorf-verley反応

Meerwein-ponndorf-verley反応 遷移金属の「テンプレート効果」あるいは「IPAによるエコロジーな反応」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。 「遷移金属が非常に有用である」的な感覚がオタには共通してあるのかなとい…

Cannizzaro反応

Cannizzaro反応 今の若年層でCannizzaro反応を使った事がある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。 ヒドリド還元剤よりも前の段階で、ヒドリド還元剤の取り扱う哲学や反応性はこの反応で頂点に達していたとも言えて、こういうクオリ…

Horner-Wadsworth-Emmons Olefination

Horner-Wadsworth-Emmons Olefination 「やっぱり人名反応は合成のためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「Beckmann転位」でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この人名反応の反応剤が好きだから。 断腸の思いでエコロジーな…

Baeyer-Villiger反応(転位・酸化)

Baeyer-Villiger反応(転位・酸化) たぶんこれを見た彼女は「エステルだよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。 これほどの反応がその後続いていないこと、アメリカでは、Novel Cage Oxaheterocyclesの合成に用いられ、それが日本に輸…

Sharpless Assymmetric Dihydroxylation

Sharpless Assymmetric Dihydroxylation ある種の全合成オタが持ってる有機化合物の不斉全合成への憧憬と、一方で>99% eeが必ずしも出ないし、時間がかかると唱えるオタ的な有機へのこだわりを彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えてい…

Cope転位、Claisen転位

Cope転位・Claisen転位 アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうな人名反応(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのものという意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみる…

Suzuki-Miyauraカップリング

Suzuki-Miyauraカップリング まあ、いきなりかよとも思うけれど、「Suzuki-Miyauraカップリング以前」を濃縮しきっていて、「Suzuki-Miyauraカップリング以後」を決定づけたという点では、外せないんだよなあ。知名度もあるし。 ただ、ここでオタトーク全開…

有機オタが非オタの彼女に有機世界を軽く紹介するのための10人名反応

まあ、どのくらいの数の有機オタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、 「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、その上で全く知らない有機化学の世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」ような、ヲタ…